5. 首都近郊の禁止されたスラム

大きな危険を冒して撮影されたこの写真には、平壌郊外の貧民街が写っている。崩れた家々、ぬかるんだ道路、ボロボロの屋根——悲惨な光景だ。観光客にはこのような地域の訪問が厳しく禁じられており、見せられるのは常に「模範地区」だけだ。この写真は「平等な生活水準」という政府の主張を覆し、貧困が地方だけでなく首都のすぐ隣にも存在することを世界に示した。
6. 監視下の秘密市場

隠しカメラで撮影されたこの写真には、食べ物や物資を密かに売買する市民の姿が写っている。これらの闇市場は公式には禁止されているが、人々の生存を支えるために黙認されている。しかし監視は至る所に存在する。写真には、私服警察が遠くから見張る姿も見える。この写真は、黒市による生存と厳格な国家統制との奇妙な共存を明らかにし、世界を驚かせた。





